投資家が気にかけるべきたった2つのこと

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こんばんは〜、ビスコです。

昨日の記事でバフェット流の投資方法について再度確認をしました。

そして、そこには投資をする上でHowではなく、根本的に守らないといけない重要なポイントWhatが2つありました。

それは、次の2つです。

投資をする企業を選ぶこと(何に投資するのか?)
投資をするタイミングを選ぶこと(いつ投資するのか?)
バフェットの投資原則に4つありましたが、最終的にはこの2つのポイントに行き着くと思います。
投資で成功している先人の大半がこの2つのことに重きを置いていますが、短期投資と中長期投資では選ぶ基準が大きく異なると思います。ここでは中長期投資を対象としています。

投資する企業を選ぶこと

2つあるポイントうちで8割方投資の成功・失敗が決まってしまうのはこちらのポイントだと思います。その理由は一時的に下がったとしても、成功する企業は必ず市場の注目を浴びるようになり株価にそれが反映されていくからです。

それでは、投資をする企業を選ぶ基準はなんでしょうか?

それは

利益を出し続けているかどうか
です。
前回の記事で市場に出回っている株の株価は、人気のバロメーターで、投票用紙は株式ということになるという話を書きました。
それでは、人気投票はどのように決まるのか?というと、結局「利益を出し続けている」ということにつながります。株価を大きく動かしているのは、国(中央銀行)や機関投資家の資金によります。
もちろん個人投資家も多く集まれば、影響を与えることにはなりますが、インサイダー的に注目を集めさせないとそこまで大きな資金にはならず企業の株価を動かすほどにはなりません。

具体的な基準はどうしたら良いの?

では、何を判断基準に利益を出し続ける騎乗と判断するのか?ということですが、バフェット流で判断するなら、自己資本利益率の伸びということになります。

個人的にはそれだけではなく、EPSの伸び率もの重要だと思います。また、フリーキャッシュフローも年々増加しているのか?という点も重要だと思います。

ここでまとめると、利益を出し続ける企業なのかどうかは、次の3つは最低押さえておこうとなります。

・自己資本利益率はどのくらいか?
・EPSは年々増えているか?
・フリーキャッシュフローは年々増えているか?
例えばですが、自己資本利益率の評価については、次の記事でわかりやすいGAFAMを比較してみてます。

また、フリーキャッシュフローの例としては、GAFAMのFacebookや今お騒がせ中の中国企業のアリババはいい例です。

Facebookフリーキャッシュフロー推移
アリババフリーキャッシュフロー推移
色々な企業を見てみて、指標値が各企業どの程度なのかを普段から感覚として養っておくのは、企業分析をする上で役に立つと思います。先程の記事でも触れていますが、S&P500の企業平均が32%というのは良い基準だと思います。
また、特に世界のトップを走っているGAFAMそれぞれがどの程度かを知っているというのも良い判断基準になると思います。

投資するタイミングを選ぶこと

どんなに良い企業であっても、株価がかなり高い状態では、得られる利益が少なくなってしまいます。そのため、割高となっている企業については、その購入タイミングも検討しておく必要があります。

ただし、ここ10年S&P500の結果を見ても、大きなトレンドとしては右肩上がりであったので、企業選定が間違わなければそこまで重要ではないのかもしれません。

例えばジョンソン&ジョンソン(JNJ)などの優良企業を見てみればわかります。

ディフェンシブセクターのセルスケアで、同じぐらいの歴史があるファイザー(PFE)を見てみましょう。

同じぐらいの時間の中で上がったり下がったりしているのがよくわかります。大きなトレンドとして、右肩上がりにならないので、今が買いの時期なのか?そうでないのかを見極める必要があります。

ただし、ファイザーのような企業ではなく、長い間右肩上がりとなっている企業を選ぶということの方が安心できると思うので、そのような企業を探す方に時間を使った方がいいとは思っています。

右肩上がりの企業なら、少し高めだったり、株価が落ちたとしても、その原因が企業活動の大きな転換によるものでなければ、いつ買っても良いと思うからです。

具体的な基準はどうしたら良いの?

タイミングの基準としては、2つの視点が必要だと思います。

・大きなトレンドとして右肩上がりなのか?右肩下がりなのか?それとも、平行線なのか?
・PERとEPSの成長率による割高度合い
どの企業を買うのかを選定した8割方決まったようなものなのですが、右肩上がりの優良企業ではなく、リスクをとって急成長企業へ投資する場合に使うことが多い気がします。
急成長企業へ投資するにあたって、どの程度のリスクをとっていくのか?というために使うということです。

トレンドを読む

1つめのトレンドを読むということですが、1日〜1週間ではなく、3ヶ月ぐらいのスパンをとってみて今この企業の周辺が上り調子なのか、それとも下りなのかを判断するということになります。
どちらかというとテクニカル分析の領域となりますが、難しいことはなく次のS&P500の30年チャートを見てもらうとわかる通り、数年から数ヶ月単位の上がり、下がりがあることがわかります。
米国はここ10年以上空前の好景気となっているというのがよくわかります。コロナの結果を受けても下げは限定的だったという感じに見えます。

株価の割高度合いを判定する

バフェット氏はEPSを米国長期国債の金利を割引率として企業価値を判断し、現在の株価との乖離を安全マージンとして捉えていました。

私も参考までに算出することはありましたが、超低金利時代の今はこの割引率が結局、恣意的な値で算出することになり、そこまで数値の信憑性がないという感じに思えたので今は採用をやめました。ただ、何も基準がないという人にとっては、これを参考に算出してみるのものいいと思います。ただ、ほとんどの株は買えなくなります。

じゃ、何をもって判断するのか?というと、EPSの成長率とPERとの関係で判断するという方が、現実的な気がしています。

こちらは、ピータ・リンチ氏の判断基準になるのですが、EPSの成長率が10%なら、PER10倍以下の企業に投資をするということです。数式に強い人にとっては次の方がわかりやすいですね。

EPS成長率÷PER > 2

EPS成長率÷PERについて次のような判断となります。

2以上:投資価値あり
1〜2:投資を検討
1以下:投資見送り

これの方が恣意的な判断が入りにくいです。

先日のNetflixの記事を参考に見てみるとFY21のEPS成長率が73.81%、PERは56.54倍となっています。PERだけを単純にみると割高としか判断できません。

しかし、73.81%の成長率を加味すると73.81÷56.54により、およそ1.3と判断できます。タイミングとしては、よくはないですが、悪くもないという判断になり、その他の要素と合わせて投資するかどうかを判断することになると思います。

まとめ

今回は、投資をする上でこれだけ守れば良いという内容についてふれました。

人気投票となっている既存の株式のやり取りの中では、

どの企業に投資すれば良いのか?
いつ投資すれば良いのか?

この2つの判断さえ合っていれば大きく損をすることはないということになります。

利益が出るまでには多少時間はかかったとしても。そして、いつ投資するのか?というのはオマケみたいのもので、どの企業に投資するのか?という方が遥かに重要だということですね。

それが決まれば、投資タイミングはいつだって良いというのは言い過ぎですが、それでも早い方が良いというのが言えます。

本文で見たJNJの結果が物語っています。そして、自分で徹底的に調べた企業であれば、市場環境が悪かったとしても持ち続ける自信につながると思います。

それでは、皆さんも良い企業が見つけられるようになって、投資で未来を切り開いていきましょう。

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