高成長を続けるエヌビディア(NVDA)、投資するべきか否か?

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以前から次に時価総額1兆ドルを超える企業として噂が高い企業としてエヌビディアの名前が上がっています。

実際、現在世界中で半導体不足により色々な産業で問題視されていることをみると今までみたいにコンピュータ産業(ハードウェア)だけで資料されるわけではなく、この世の中の至る所で使われるようになったのだと思います。

それは、ある意味、水道、電気と同じように人々の生活に必要なものであり、社会インフラ化したのだと言えると思います。

そこで、半導体企業で世界をリードするエヌビディア(NVDA)をみてみたいと思います。

 

・業績は20年移行右肩上がりでその勢いは止まらない。
・ファンダメンタルズは、堅調であり、長期負債が増えているがそこまで心配する必要なし。
・今のところ割高感はそこまでではないが、来年度以降の利益成長率には見合わない株価となっている。
・投資先としては優良高が、現段階での投資はパフォーマンスが出にくい状況のため、来年度の利益成長率がわかるまで様子見が良いと思われる。

エヌビディアとは

半導体製造会社ではありますが、実態として物理的に半導体を製造しているのではなく、半導体設計を生業とするファブレスメーカーです。

物理的には台湾セミコンダクター(TSMC)などが作成をしています。

得意としているのはグラフィックボード(GPU)の設計であり、老舗の強みを持っています。そして、新たにAI分野や自動運転分野にも進出しています。

2022年5−7月期業績から見る

NVDAの年度決算は1月に実施されるので現在はFY22となっており、直近では8月19日に5−7月期の第2Q決算が行われました。FY22決算も踏まえてみてみます。

実際の年度よりも会計年度の方が+1年となっているので、落ち込んでいる「19 本」〜「20 3Q」の決算はコロナの影響ではありません。「Mellanox Technologies Ltd」買収による統合影響だと思います。

逆に、コロナ禍影響によりクラウドへの移行やEVへの転換など世の中の半導体需要により業績は回復FY22に入ってからも大きく躍進しています。売上の増加に伴い営業利益の方も大きく回復しています。

年度単位ですが、フリーキャッシュフローの伸びは2009年度から右肩上がりとなっています。10年以上フリーキャッシュフローを伸ばすことができる企業は、利益を生み出す力が強いのでファンダメンタルズ的にも堅いと思いますが一応見ておきます。

ファンダメンタルズ

一応、ファンダメンタルズを見る理由は、このような急成長をしている場合ファンダメンタルズが盤石な場合と先行投資で不安定化している場合と両極端なためこの企業がどちらなのかを知っておくことが重要なためです。

 

見るべきポイントは、*をつけてある項目で、自己資本利益率、長期負債と自己資本の比率です。

自己資本利益率はここ2年は30%を割り込んでしまっていますが、FY21は回復してきているので、FY22の結果も期待できると思います。

設備投資のために長期借入が大きくなったことで、長期負債比率が大きくなっていますが、それでも26%なのでそこまで心配する必要はないと思っています。

それよりも、繰り返しになりますが、自己資本利益率を回復してきている点を評価したいところです。

株価の動向

株価は、7月に株式分割を実施していますが、それを考慮した内容です。

コロナ直前のピークから評価しても、現在までに2.84倍と約3倍まで伸ばしています。

買いやすい価格帯になったことでより多くの個人投資家の参入が見込まれます。

 

これにより、PERが割高となっているのかどうかも見ておきます。

今年いっぱいは、50倍以上と割高ではありますが、EPS成長率からするとまずまずの結果と思えます。ただし、来年度以降は成長率を友わないPER倍率となっているので、来年度以降の成長率に注視していきたいところです。

まとめ

今日は、あらゆる産業で必要となっている半導体をリードするエヌビディア(NVDA)を見てみました。

業績は右肩上がりでしかも利益を残す形となっています。それには、ファブレスメーカーであり、利益率が高いことと物理的な設備投資がそこまで多くなくとも売り上げを伸ばすことができる点だと思います。

ただ、今年度の業績からみると株価はそれほど高くなくても、来年度以降はおなじだけの伸び率を出せないとかなりの割高と感じられるので、今からの投資は少し様子を見た方がいいと思っています。

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