確実な伸びを見せるバイドゥ(BIDU)【21年4−6月期決算】

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こんにちは〜、ビスコです。

中国の大手IT企業バイドゥの決算発表が8/12にされました。内容は検索エンジン企業からAI企業への転身をしている最中ですが、好調な決算結果となっています。

・売上高は市場予想越えで、前期比20%増。
・一株利益も市場予想越え。
・FCFも着実に罪化されている。
・しかし、株価は冴えない状況。

好調な決算結果となった4−6月期

4ー6月期業績は、1ー3月期に引き続き好調な結果となりました。

売上高:4,855 百万USD (4,788 百万USD)
一株利益:2.386 USD (2.019USD)
19年、20年とコロナ前から業績伸び率低下しているところにコロナによる影響も重なって昨年度は売上高は落ち込んだ形になりますが、21年度に入ってからは前年度が悪かったこともありますが、20%を超える伸びを見せています。
営業利益は、売上高よりもシビアな状況ですが、21年度は、19年度、20年度よりも回復傾向になっているのはみて取れると思います。
フリーキャッシュフローは、前年度と同等かそれ以上が予想されます。現時点のトータル値は同等であり、今期の業績回復状況を見ていると後半戦は昨年度よりも伸びることが期待できます。
フリーキャッシュフローに着目すると昨年度は過去10年で2番目に良い状況でしたので、今期は今まで一番良い結果となるのではないかと思っています。

セグメント別業績

2019年、2020年と苦戦を強いられているバイドゥのセグメント業績を見てみたいと思います。

売上高は、主に検索エンジンなどのコア事業が74%、残りが動画サービスとなっています。大きな伸びはありませんが、どちらも2017年から順調に伸びているといえます。

 

一方営業利益の方を見てみるとコア事業はベースとして20年度は低下したものの安定した利益を上げていることがわかります。一方、動画サービスが競合Tiktokに押される形でかなりのマイナス計上となっています。

ユーザ数は21年6月末時点で1億人強いて、3ヶ月で100万人増というスピードで伸びてはいます。

中国当局の制限により動画サービスも今後影響が出ることが予想されるので、この事業に対するバイドゥの対応はどうするのかは注目するところだと思います。

株価の遷移

前回の記事でもかなりの割安というコメントしました。

それからさらに下がる結果となっています。そして、ほぼほぼコロナ前の水準になっています。

ただ、今まで見てきたように業績は回復傾向にあり、後半戦の業績にも関わってきますが、今のところ第3Qの業績見通しは、前期比20%増となっています。

この傾向が変わらなければ2018年相当の業績を上げることになり、株価としても220USD〜260USDぐらいとなってもよいのではないかと思います。

まとめ

今日はバイドゥの決算を見てみました。

まとめとしては、次の通りかと思います。

・売上は20%増の伸びを見せている。
・フリーキャッシュフローもの過去最高となる可能性が出てきている。
・トータルの業績でも2018年相当を出せる状態まで回復してきている。
・それに対して株価は停滞状態となり今が買い時の水準まできている。

投資は人と同じことをしていたは、儲けることは難しいと思っています。よくみて判断していきましょう。人とは違う視点で捉えて、株で未来を切り開いていきましょう。

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