現代ゴールドラッシュ ツルハシ企業は成り立つのか?

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こんにちは〜、ビスコです。

現代版ゴールドラッシュ ツルハシ企業を探そうということで考えてました。

ここで言うゴールドラッシュ自体は、1800年代に米国カルフォルニア州で起きたゴールドラッシュのことを指していますが、ゴールドラッシュで本当に儲かった人は誰なのかを知っていますか?

多分、私の記事を読んでいる方はかなり投資知識もある方だと思うので、知っている人も多いと思います。

金を掘る企業や人ではなく、金を掘るために必要な道具(ツルハシやテント)を共有した企業がぼろ儲けしたという話です。

そして、現代のゴールドに相当するものはいろいろあると思いますが、次の記事でも紹介した半導体がその1つだと思っています。

そこで、半導体を作成する上で必要なものとして、色々あるわけですが、半導体作成後にそれをテストする必要があり、そのためのテスト機材を提供する企業というのも存在します。そんな業界のリーダとなっているCOHUについて分析をしてみました。

・売上高、営業利益は半導体産業の伸びに応じて伸びてきている。
・ここ数年は低迷していたため、キャッシュフローの改善までには至っていない。
・昨年度から株価は大きくあがってはいるものの、限定的な伸びで、PERからも割高感はない。
・長期的にはインフラ化した半導体に追従する形で伸びるはずなので、来年度後半以降の動きに動向を注意していきたい。

半導体販売の躍進に応じて伸びる売上高

NVDAの業績が伸びたのがコロナ禍後だったのを覚えているでしょうか?
COHUもそれに乗じる方で伸びてきています。そして、今年に入るぐらいから大きく成長しています。営業利益の推移の方が顕著ですね。営業利益の成長率はあえて今回載せてません。

というのも、21年 2Qの前年比があまりにも薫くなり成長率をみるのにわかりづらくなると思ったためです。

 

ただ、売上・利益の増加が昨年度から回復したばかりなので、フリーキャッシュフローの改善までは至っていないですね。10年前と変わらない状況。

ファンダメンタルズ

2017年ごろはかなり業績が良かったことからファンダメンタルズも良かったですが、2018年、2019年の落ち込み後、2020年は少し回復してきたようです。

ただ、長期負債が大幅に増加した状態をキープしており、利益圧迫の要因と思われます。倒産しそうなレベルかというとそうではないですが、もっとキャッシュを生み出せる体質にならないと利益創出は難しいと思います。

株価の動向

ただ、昨年度からの業績の伸びから期待が入り、株価はコロナ前のピークから33%増という状態まできています。

そして、PERは10倍台とそこまで割高感はありません。ただ、来年度のEPS成長率、売上高成長率は若干マイナスと予想されていることから、中期的な投資となりそうです。それか、米国市場の動向も直近不安定感があるため、今は見送り2022年終わり頃からの投資対象として再検討しても良いかもしれません。

まとめ

現代のツルハシ企業になりうるかと思い半導体テストメーカーCOHUを分析してみました。

まとめると次のようになると思います。

売上高、営業利益は半導体の売上に応じて伸びてきているが、キャッシュフローの回復までには至っていない。ファンダメンタルズ的には、そこまで大きな問題はないが、利益を生みやすい体質からは一歩交代した状態になっていると思います。

株価はそこまで大きく上がっているわけでもなく、PERの割高感もそこまでないが、2022年以降の成長が見込めないため、現段階では投資対象として不適切と思われる。ただ、今後半導体産業の伸びは想定されるため2022年後半から2023年以降の産業の伸びを注視して、投資タイミングを逃さないようにしたいですね。

 

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