米国実体経済はよかったものの悪化する市場

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こんばんは〜、ビスコです。

昨日は、米国の実質GDPと新規失業者保険申請件数の発表がありましたので、その数値から米国の状況を考えたいと思います。

・GDPは想定よりも良い結果となった。
・市場反応は、真逆に大きく下げる形に。
・その結果は、雇用状況の改善が見られない点が大きく影響しているかもしれない。
・雇用安定には、コロナ感染が世界的に落ち着いてくる必要がある。

想定通りに強い米国経済

実質GDPは、想定通りに強い結果となりました。

予想値:6.6%(前期比)
結果値:6.7%(前期比)

という結果でした。この結果を受けて市場は好転するかと思いきや9月末で四半期決算ということもあって、上値重く後半はずるずると下げる形になりました。

内容的には、全面的に下落ですね。

数値的には3%強の下げなので、通常であれば想定範囲内だと思いますが、私はFOMCの発表内容からここまで下げるとは正直思ってなかったです。

ただ、今まで順調に進みすぎているということから、ここぞとばかりに調整が入っている気がします。

大きく下げている要因としては、前回の記事でも触れたように市場全体が下がる理由は、金利の上昇が止まらないこともあります。長期金利は、右肩上がりでここにきて急に上がっていることがわかります。この影響もかなり大きいように思います。

停滞感が出始めている雇用状況

米国市場の下げは、もしかするとGDP値よりも雇用状況の方に反応したのかもしれません。

予測値:33万件
結果値:36万件

トレンド的には過去1年間を見ても、下げトレンドなので、そこまで問題ではないのかもしれませんが、今月分をみると3万件ほど上振れしています。上振れ件数もそれなりに多いので、GDPは予測値通りかもしれませんが、雇用状況はそこまでよくなっていないです。

どちらかというと30万件台を下回る結果が出てきていおらず、需要不足(供給過多)という状況が続いているのかと思います。

まとめ

今日は、実質GDPと新規失業保険件数から、現状を見てみました。

実体経済の状況と市場の状況が合わなくなってきているようにも思いますが、その要因は雇用が不安定、そして、その原因はコロナによるものところが大きいですね。ただ、米国の新規感染者数は減少傾向にあり、先進国の多くも減少しつつあります。

新興国の感染者数の減少が見られれば落ち着いてくると思いますが、まだまだ先は長そうですね。

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