米国の景気はピークを過ぎたかもしれない

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最近米国株の上げ下げが激しくて、米国の景気がどっちの方向に向いているの気になる方も多いんじゃないでしょうか?

7/1、7/6とISMの製造業/非製造業景気指数の発表がありました。また、7/2には非農業雇用者数(NFP)、失業率の発表、毎週木曜日には新規失業保険申請件数の発表がありました。この記事では、これらの指数を参考に現状の米国の景気状況を考察し、これからの投資の方向性について検討してみます。

米国の景気は3月にピークを迎えていたようす

米国経済は3月には景気のピークをつけ、今後は緩やかな成長にとどまることが予想されます。奇妙なことに雇用数は伸びるが、失業率、新規失業保険の申請数も伸びるといういささか奇妙な事態が続いています。ただし、これによりすぐに米国株が下落となるとは限らないので、しばらく様子見という感じつづくと思います。

米国 製造業景気指数と非製造業景気指数からみてみる

ISM製造業景気指数とISM非製造業景気指数を見ると3月にピークをつけ、その後4月、5月と減少傾向にあることがわかります。

製造業、非製造業ともに景気にピークが3月にあったのように見えます。この後、再度景気指数が上がって来る可能性はありますが、FRBで政策金利引き上げをいつにするか話題が出始めてきたため、世の中的には今回の景気回復はピークという認識が強いと見ていると思われます。

失業率、失業保険新規申請数、非農業部門雇用者数からみてみる

失業率、失業保険式申請数、非農業部門雇用者数から就業人数の動向を見てみましょう。

 

 

ここ数ヶ月の様子を見ると

失業率:横ばい継続
新規失業保険申請:下げトレンド継続
非農業部門雇用者数:増加トレンド継続

というように読み取れます。

失業率と新規失業保険申請数から

新規に失業する人は減ってきているけど、まだまだ失業者は減るほどの産業が活性化になっていない。
失業率と非農業部門雇用者数から
雇用は増えつつあるけど、失業者が定職に着くような状況になっていない。

これらからも景気はそんなに悪くはないけど、大きく改善もしていないと思います。

これらを踏まえ、企業と就業者、それぞれの思惑としては

企業:欲しいコアな人材がまだまだ足りない。
失業者:失業保険が出ているので、そこまで急を有して就業する必要性がない。

というような状況が推測されます。

まとめ

今回の記事では、ISM製造業景気指数、ISM非製造業景気指数、失業率、新規失業者保険申請数、非農業部門雇用者数というデータから現在の米国の景気の方向性について見てみました。

今回の数値からすると景気のピークは3月につけ、その後少し停滞気味で横ばい状態となっていると推測できます。なので、米国株も方向性を見つけにくい状態と思います。

このような状況の場合、私の投資スタンスとしては、次のようなことを考えています。
・コロナ回復による株価上昇が見込めた銘柄の売却
・現金保有率高めで維持

この分析は個人的な見解に基づいていますが、このような統計情報が毎月上げられているので、初めて知ったという方は、定期的にチェックしてみてください。

それらをもとにニュースで言っていることが本当なのか?今後どちらの方向性に行きそうなのか考察してみるもの良いと思います。周りに踊らされず、投資で一緒に未来を切り開いていきましょう。

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