米国経済 景気は良くなりつつあるが、安定域には達せず?

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こんにちは〜、ビスコです。初めましての方も、いつも見られている方も、ブログをみてくださってありがとうございます。

アメリカの株価は、ここのところ揺れに揺れています。次のようなことを頭によぎった方もいるかもしれません。

今のアメリカ経済の景気動向はどうなの?
金利引き上げは少し後ろ倒しになったけど、今後景気はどうなるのか?

これらの問題点を考える前に、今日は消費者物価指数(CPI)と生産者物価指数(PPI)の情報を見ていきましょう。

毎月、月中週は市況に影響を与える数値発表ラッシュとなってます。また、FRB議長パウエル氏の発言も気になるところです。

アメリカの景気動向

結論から言うと、アメリカの景気は、かなりよくなってきていると思います。前月比のCPI(コア除く)、CPIと前年比CPI(コア除く)、CPIの2つを見てみましょう。

2020年7月〜2021年6月までの傾向をみるとを見てみると、前月比ベースでも前年比ベースでも今年の2月から消費者物価指数はかなり上がってきています。

インフレ方向にだいぶ進んでいるようですね。

インフレ要因

6月のインフレ要因は、航空料金、ホテル宿泊料金など、コロナ影響で低迷していたサービスがコロナからの回復により一時的に需要が上がっていることと自動車の生産共有が需要に追い付かず、中古自動車需要が上がっていることによることが原因とみられています。

そのため、これらの需要が落ち着いたり、安定共有されるようになればインフレが落ち着くというのがFRBの見解のようです。

昨夜発表された生産者物価指数(PPI)を前月比推移、前年比推移の2つを見てみましょう。

前月比を2021年1月に資源不足によるPPIの急激なアップが見えると思いますが、その後は落ち着いているように見えて徐々に増えていますね。

 

前年比をみると明らかですね。2021年1月から前年比PPIが顕著に伸びていることがわかります。コロナ影響により経済活動が落ち込んだと思われる2020年4月、5月と比較して2021年4月、5月が高く出るのはわかります。

しかし、6月の前年比PPIも5月前年比PPIを上回る形となったことから、まだまだインフレ要素が潜んでいるように思えます。

FRBは、一時的という発言ですが、まだまだ落ち着きそうな様子は見えないので、今しばらくはインフレに強い銘柄保有を継続しても良いように思います。

直近の市場の動き

昨日、一昨日の値動きを見て考察をしたいと思います。

一昨日の終値での状態です。ハイテク株全般、金融(カード会社)、生活必需品銘柄は順調に伸びているようです。

しかし、それ以外は赤いですね。インフレ懸念が見え隠れする中で、インフレに強い銘柄も下落しているように見えます。

昨日の終値の状況を見てみましょう。

一昨日下落傾向にあった相場全体がある程度緑になって戻ってきるようですが、インフレに強いと言われるエネルギー関連株が大きく落ち込んでいるように見えますね。

まだまだインフレが続くことが予想されるのと、原油高も引き続き警戒されるので、今しばらくは持っていても良いと思いますが、21年末までには一旦の整理が必要になることも頭の片隅に置いておくのが良いように思えます。

まとめ

本日は、CPI,PPIの数値をもとに現在の米国経済の動向を考えてみました。

まとめると

・米国経済は、かなり景気が回復してきているように見える。
・インフレの傾向は変わらず残っている。ただし、モノの需給バランスが整えば、
自然とインフレしなくなる様子。
・インフレに強いと言われるエネルギー銘柄も、現状は下落傾向にある。
今後の動向について要チェック。
こんな感じかと思います。
インフレがピークをつけるところを考えて次の準備を始める時期になりつつあるように思います。
今日はここまで。
投資はギャンブルではないです。投資で未来を切り開いていきましょう。
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