値動きが激しい時の株価動向の読み方

米国株
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最近は、FRBのお偉い方が債券のテーパリングを開始することを検討し始めたという発言を受け、米国株価の乱降下が起きているように思えます。

こういう時、米国株を所有している方は不安になりますよね?

私も持っている株の値動きがかなり気になってしまいます。

この記事では、そんな時に今どういう状態なのか?今後、どう舵を切っていくのがいいのかを判断するための方法について考えてみたいと思います。

米国株の全体的な流れをみる

この全体を見るというのがある意味答えです。不安になる人の多くは日々の値動きを見ていて、全体を把握できていないことが多いと思います。そして、個別銘柄、特に自分の持っている銘柄のみを見ていることが多いのではないでしょうか。

そこで、

・日々の動きではなく、1週間、さらには1ヶ月を振り返って、動きを見る。
・個別の銘柄ではなく、セクター単位での動きやインデックス(S&P500、NASDAQ、ダウなど)単位での動きを見る。

この2つの軸で見ると違った世界が見えてくると思います。

もちろん、最終的には自分の持っている銘柄についてフィードバックしないと意味がないので、大きな流れをつかんだ後に、今後どういう動きをとっていく必要があるかを検討して、取引をしていく必要があると思います。

日々の値動きだけを追ってしまってはいけない理由

日々の値動き、個別名がらの値動きを追うとどうなるのか?スパンを広げて見るとどうなるのかをFinvizのデータを見て確認していきましょう。

Finvizは、財務情報など企業の色々な情報が載ったサイトですが、私が一番有用だなと感じているのが、時価総額別にツリーマップを出してくれている点です。特徴は次の2点です。

・パっと見でどの企業がどういう動きをしているのかがわかる。
・今、どのセクターが強いのか、そしてどのセクターが弱いのかが把握しやすい。

昨日(2021年7月8日〜9日)にかけての主な米国個別株の株価を見てみます。

真っ赤ですね。つまり、米国株全体で下がっている状態です。緑になっているのは、AMZN(アマゾン)、TSLA(テスラ)などほんの一部の銘柄となっています。

その日だけ見て判断する人はいないと思いますが、これを見ると米国株大丈夫か?

と思ってしまうかもしれませんね。
これを見ることでいい点が1つあります。自分が持っている銘柄だけじゃなくて、他の銘柄も下がっている有名企業の銘柄も下がっている。それなら、全体的に下がっているという心理的安心(?)から、ここは冷静になり、ろうばい売りだけはさけられそうだと思いませんか。

その前日、2021年7月7日〜8日にかけての取引はこちらの情報を撮り忘れてしまったためないのですが、全体的に緑になっていたと思います。

と日々を見ていてもなかなか傾向は見えにくいものです。

では次に2021年7月9日までの1週間の値動きについて見てみます。

6〜7割ぐらい緑の銘柄がありますね。絶望的な銘柄の動きから意外と底堅い動き(だった)かもというふうに感じてもらえると思います。ハイテク系、ヘルスケア、一般消費財、カード会社系は比較的良好で、半導体系、銀行系、エネルギー系がダウンしていることがわかると思います。

次に過去1ヶ月の動向を見てみましょう。

より鮮明になってきましたね。1週間のグラフを見てもらっ時に緑となっていたところはより濃く緑となっていることがわかると思います。そして、赤い銘柄群として銀行系、エネルギー系、産業系については芳しくない傾向が見て取れます。

どこが強くて、どこが弱いかかなり明確にわかるようになったと思います。

まとめ

今回の記事では、値動きが激しい時に、日々の動向だけでなく、ある程度のスパン(1週間、1ヶ月)で動向を見ることの大切さを紹介しました。

日単位だと気づきにくかった面も、過去1ヶ月を振り返って見ることで色が見えたと思います。そして、その色から、現時点がどういう状態にあるのかを判断できそうなことに気づいていもらえたと思います。

次回は、これらの要素を踏まえて、どう立ち回っていけば良いのかを考えていきたいと思います。
それでは、投資で未来を切り開いていきましょう。

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