株式投資が初めての方向けの投資方法について紹介しています。
このコロナ禍で証券口座の口座数が増加しているようです。つまり、それだけ今まで投資に興味がなかった人が興味を持って投資活動をし始めたということですが、そもそも投資ってどうしたら良いの?何に投資したら良いの?という疑問を持つ方が多いと思いますので、初心者の方向けに投資先を一部紹介したいと思います。
投資方法
結論から書くと株式投資がよくわかっていない初心者の投資方法は一択しかないように思います。やっぱり
ETF投資、しかもインデックス投資
という方法選ぶのが無難なんだと思います。
そして、世界経済の中心、「米国にかけるのか」、より長い投資期間をみて米国経済の停滞を考え、「世界にかけるのか」の選択肢があるのかと思います。
米国にかけるなら
米国がこれからも中心であり続けることを信じるなら、選択するインデックスETFは次の3つになると思います。
1. VTI(Vanguard Total Stock Market ETF)
2. VOO(Vanguard S&P 500 ETF)
3. SPY(SPDR S&P 500 ETF)
VTI
VTIは、CRSP USトータル・マーケット・インデックスに連動した投資成績を目指したETFとなります。そして、米国株のほぼ100%を購入することになるので、米国をまるっと買う形になります。
経費率:0.03%と最低ラインとなります。
過去10年の平均運用成績:13.79%となります。
VOO
VOOは、S&P 500指数に連動した投資成績を目指したETFとなります。S&P500は、米国の主要業種を代表する大型株500銘柄で構成されたインデックスとなるので、アメリカの大手企業をまるっと買った形になります。
経費率:0.03%とこちらも最低ラインとなります。
過去10年の平均運用成績:13.87%となります。
SPY
SPYは、VOOと同じく、S&P 500指数に連動した投資成績を目指したETFとなります。S&P500は、米国の主要業種を代表する大型株500銘柄で構成されたインデックスとなるので、アメリカの大手企業をまるっと買った形になります。
経費率:0.09%とほぼ最低ラインとなります。
過去10年の平均運用成績:13.78%となります。
世界にかけるなら
米国の成長が停滞あるいは世界の成長率が高いと思うなら、選択するインデックスETFは次の1つになると思います。
1. VT(Vanguard Total World Stock ETF)
VT
VTは、米国を含む全世界の先進国株式市場および新興国株式市場を投資対象とし、FTSEグローバル・オールキャップ・インデックスに連動した投資成績を目指したETFとなります。つまり、ほぼ全世界をまるっと買っていることになります。(と言っても米国の割ありが高いです)
経費率:0.08%とほぼ最低ラインとなります。
過去10年の平均運用成績:9.49%となります。
まとめ
米国にかける場合は、どれを選んでも同じですね。経費率が安いものを選んでおけば良いと思います。というのも、トップ10が大手IT企業で占めらているので、どのETFも構成がほぼ同じだからですね。
そして、2010年〜2020年は、米国株式が好調だったこともあり、世界インデックスを大きく引き離す形になっています。過去200年の米国株式の平均運用成績が7%〜8%であることを考えると大分オーバーパフォームとなっていることを認識してもらえると思います。
2030年までにはインドが日本を抜いてGDPが世界3位になることが予想され、その他新興国も大きくGDPを伸ばすことが予想されているので、今後の世界動向には注意が必要だと思っています。