安定した業績と見通しで回復を見せるジョンソン&ジョンソン(JNJ)【21年7-9月期決算】

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こんばんは〜、ビスコです。

今日は、ちょっと前ですが、先日FY21 3Qの決算発表があったジョンソン&ジョンソン(JNJ)の決算結果を見てみたいと思います。

・売上高は予想を下回ったが、その他の数値は文句なく優秀な結果となっている。
・4Q及び通期予想は、従来予想をさらに引き上げた形となり、業績の安定さが強く出ている。
・株価は直近ピークから約10%下落しており、平常時としては買っても良い水準。

予想を下回った売上高だが

3Qの決算結果は次の通りです。

単位:Mドル(百万USD)
売上高:23,338Mドル(市場予想 23,737Mドル)前年同期比:10.7%
営業利益:6,666Mドル 前年同期比:14.2%
一株利益:2.60ドル(予想:2.36ドル)

売上予想には届かなかったものの、今期の業績としては、2Qの結果を超える形になっている事あから、波に乗れたのと思ってもらって大丈夫です。

過去10年を見ても、10.7%を記録できるような状態にはなっていませんでした。

営業利益も売上高に比例する形で20年度に落ち込んでいたものが回復してきている状態です。

一株利益についてもFY21に入ってからは安定して、高い水準で稼ぎ出す事ができているように思えます。

売上高が予想を超えなかったぐらいで、それ以外の業績については総じて順調な伸びを見せていると思います。しいていうならコロナワクチンの売上高が期待ほど伸びていないというところのようです。

今後の見通し

3Qは売上高が予想を下回ることがありましたが、理由は、コロナワクチンによる売上が伸びてない点があるようです。

4Qの見通しとしては、ワクチン販売は、25億ドルと据え置きとなっており、これから取り戻すような動きになりそうです。

売上高:94.1 – 94.6 Bドル(市場予想:94.29 Bドル)
一株利益:9.77 – 9.82 ドル(市場予想:9.66ドル)

売上高も一株利益も従来予想よりもあげてきています。今年度は思ったよりも業績が出てきそうな予想となっています。

株価の動向と予想PER

2020年10月以降、2021年8月までは概ね右肩上がりであがっていましたが、8月以降は上がり過ぎていた感があり、下降トレンドに切り替わってました

ただ、ここ1週間の動きとしては、今年度の業績見込みが良好ということから株価も回復傾向となっています。

今年度の利益成長率からみるとまだ、現在の株価であれば割安という感じですが、来年度以降は少し高めなのかと思います。

ただ、2022年6月〜7月には政策金利の引き上げ予想がされているので、そのことを踏まえると妥当な成長率ということになると思います。また、金利引き上げに対しても強い業種なので、この予想に大きな触れはないと思っています。

まとめ

業績安定、かつ株価も安定なジョンソン&ジョンソンの決算発表をみてみました。

急成長株ではないので、そういう企業の株と比較してしまうとキャピタルゲインは魅力的ではないのかもしれませが、ジョンソン&ジョンソンの強みは波乱の相場でも比較的安定、下がったとしても再び復活してくるという安定感が特徴だと思います。

来年度以降もしっかり利益が出ることを考えるとピークから現時点で約9%ダウンしているので、購入しても良い時期間だと思います。

JNJの場合、直近のピークから10%を超えて下がる時は米国市場全体が大きく下がっている時で、平常時では10%も下がれば反発してきていることも購入の根拠です。

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