市場予想に届かなかったアップル。今後の行方は?【21年本決算】

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こんばんは〜、ビスコです。

昨日、アップルの決算報告がありました。市場予想を上回ることができなかったということで、アップルの株価は時間外で大きく下げているようですが、決算内容については、そこまで悪い見通しではないかと思っています。

・AAPLの業績は例年通りに好調。財務面でも問題がない。
・ただ、ハードウェア(iPhone, iPad, Mac)の供給が遅れそう。
・一時的に下がっただけであり、下がったタイミングで購入もあり。

好調な業績結果

FY21 7−9月期の四半期決算の内容を見てみたいと思います。

売上利益ともに大幅に、増収、増益となっています。

年間等して見ても大きく利益を伸ばしていることがわかります。

ただ、アップルは製品リリースのサイクルがかなり固定化して決まっているので、売上、利益の出方も毎年同じ傾向になります。

アップルは知っている人知っている通り、新製品を9月〜10月に毎年リリースします。

そのため、1Qの業績が一番よく、2Q〜4Qはかなり下がった形になります。4Q(7月〜9月)はキャンペーンを実施することも多く、2Q、3Qと比較すると多少売上高、利益が高い傾向にあります。

それを踏まえてFY18〜FY21までの傾向をみてみるとは、FY21も同じような傾向にあるということがわかると思います。

そして、FY18〜FY20までは1Qの伸びはあるもの2Q〜4Qの伸びがあまりなかったのに対して、FY21は前年同期比が大きく伸びていることがわかります。

営業利益も同じくFY18〜FY20よりもFY21は大きく伸びていることがわかります。

ファンダメンタルズと株価の動向

4Qの結果を昨年度と比較すると大きく改善してきていることがわかります。ポイントは自己資本利益率のところですね。

22.6%から37.7%と15%も改善しているのは株主にとっては嬉しいことです。ただ、長期負債が増加している点はあまり嬉しくない点です。ただ、財務体制に影響が出るほどの増加は示していないので、そこまで気にしなくても良いのかと思っています。

株価の動向としては、前人未到の時価総額2.5兆ドルを超えてから、あまり芳しい動きにはなっていませんが、今までみてきた業績結果と財務結果からは特に株価下落につながるような要因は無いように思いました。

 

下落要因は、アップルの公式見解として半導体不足によるiPhoneの共有不足が起きており、FY22 1Qでその遅れが挽回できる状態では無いという発言があったことが、時間外取引で下げている理由だと思います。

ただ、これも一時的な要因であり、供給時期が多少遅れるだけで、そこまで大きく収益性に関わってくるとは思えないです。

将来のPERは若干高めの状態が続くようです。FY21は70%近い成長率ということで、そこまで割高には感じませんでしたが、FY22以降は大きな収益の伸びは想定できそうに無いということから、かなり割高な状態になっていると思います。

まとめ

世界一大きい企業アップルの決算結果を見ました。

ハードウェア(iPhone, iPad, Mac)の供給時期が遅れるということで、時間外取引では株価は4%ダウンしています。しかし、それはハードウェア(iPhone, iPad, Mac)の供給が当初予定には間に合わないからというだけであって、商品を届けることができなくなるというはわけではありません。

反対にFY21の最終業績はFY20と比較しても大きく述びており、今後もハードウェア中心での動きというのは変わらないのかもしせないです。いるので、今後も成長する企業という位置付けからは変わらないと思います。

なので、ここで株価が下げるのは投資チャンスであり、多少購入しても良いと思っています。

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