こんにちは〜、ビスコです。
昨日、業績好調のAdobe(アドビ)の3Q決算の発表がありました。先日の記事でも触れたように2016年以降サブスクリプションビジネスにシフトしたことにより、コロナ前から大きく業績を伸ばしています。
FY21 3Qの結果がどうなったのかをみてみます。
・一株利益も2Q目標を超えて、3.11USD
・株価下落は周りの投資環境に依存する要因が大きく、株価回復は期待できる。
継続好調な業績
結果は、
売上:3,935(前年比 22.0%)
営業利益:1,441(前年比 34.8%)
一株利益:3.11USD(目標 3.0USD)
前回よりも前年比成長率は落ちたものの売上高成長率は20%以上をキープしています。そして、営業利益も30%以上の成長率を維持しているのはかなり優秀だと思います。
そして、一株利益もNon-GAAPで、2Q時の目標値を上回ってきています。
セグメント別に売上・営業利益の状況を確認してみますと、やはりサブスクリプションビジネスが堅調な伸びを見せています。その他製品、サービスも売上が一部減るものの利益には影響が出ていない状況ですね。
2Qの結果と見比べても売上、利益ともに伸びていることがわかります。
昨年よりも改善している3Qファンダメンタルズ
ファンダメンタルズ的にはどうかというと、3Qの結果をみると昨年度よりも自己資本利益率が2%ほど伸びています。資金繰りの方も、長期負債が1.5%ほど減っており、ますます安全な状態になっていると思います。
株価の動向
中国恒大のデフォルト懸念により、関連のないAdobe株まで下がっている状況ですね。その後、3Q決算報告を受け、下がり気味の市場の中でわずかに上昇してました。
しかし、その後時間外取引に置いて4%以上の下落となっています。ここ3ヶ月で10%以上の伸びを見せていたAdobe株価なので、今回の環境不安から売りが大きく出ている状況かと思います。
時間外ではありますが、直近ピークから7%以上の下落は、ここ3ヶ月で一番大きい下落幅です。
業績不審による下落ではないので、今後株価は回復し、今年ピークを超えていく可能性はあると考えています。理由は、結局Adobeほどのクオリティでサービス(アプリケーション)を提供できる協業がいないという点ですね。そして、個人ユースだけでなく、このサービス対象が法人もという点が大きいと思います。
まとめ
業績好調が続くAdobe(アドビ)の3Q決算をみてみました。業績の好調さは健在でした。個人消費が落ち込む中、まだサブスクリプションビジネスの縮小は見えないので、まだまだこの調子は続くと思われます。
今は、一時的な株価調整で下げていると思いますが、しばらくして、落ち着いてきたときには再び株価は回復していると思います。
若干割高感はありますが、なかなか株価を大きくは下げない企業なので、時間外取引の結果が今夜の市場でも継続するようであれば、投資チャンスと思います。